楽市論 初期信長の流通政策 - 安野眞幸

初期信長の流通政策 安野眞幸

Add: danihe24 - Date: 2020-12-05 04:25:48 - Views: 2117 - Clicks: 890

叢書・歴史学研究。楽市論 初期信長の流通政策/安野眞幸【合計3000円以上で送料無料】. Bib: BA8982436X ISBN:. 〒東京都千代田区九段北3-2-3 法政大学九段校舎内 telfaxこのサイトへはどなたでも自由にリンクできます。. 歴史上、織田信長の発給した『楽市楽座令』は、当時進行していた商品経済の発達に大きく寄与した”画期的な事”としてクローズアップされています。 また、もうひとつ各種『関所の廃止』は、”商品流通”に大きな後押しをしました。これは、同時に商業資本の発達を促し、中世から近代へ時代を動かす大きな原動力になったと評されています。 織田信長の時代は、平安の公家政治から鎌倉から始める武家政治へと政権が移行して行き、その幕府(武家)政治が崩れて、世が大いに乱れた戦国期後半に入った時期でした。 下剋上も一段落して、勝ち残った特定の戦国大名が大きく成長を始めて、行われる合戦の規模も頻度も大きくなり、戦国大名は領地から上がる年貢では戦費を賄いきれない事態を迎えていました。 この中で急成長して行く織田信長の姿は異色であり、その力の源泉が資金力にありそれを生みだす仕組みが、従来から方法としてはいくらでも存在した制度としての『楽市楽座の設置と関所の廃止』でした。 どの戦国大名も御用商人を抱えており、商売で稼げることは分かっていましたが、それを”徹底する信長のやり方”は信長の出世とともにすぐに全国に伝搬して行きました。 私見ですが、信長の戦争は、政治は武家に取られたものの、この経済面はまだ牛耳っていた『商人・公家・寺社』勢力との戦いだったのではないでしょうか。 『公家・寺社』が、資金源として”協力する商人たち”を作り出し、当時はその”商人”が大きく成長して逆に”公家・寺社”を操り始めている状況でしょうか。 信長の制度は、旧来の既得権をしっかり握っている商人勢力にやる気のある新規商人が参入しやすいように門戸を開放して味方とし、既存の商人たちも改革をさせて自分の方に引き寄せ、公家・寺社勢力との引き剥がしを図ったと言う事でしょうか。 特に寺社勢力が政治を動かす(例えば、比叡山・本願寺など)のが許せなかったのでしょう。宗教が本来の使命を忘れて、金貸し(金融業)などし、おのれの利益を得んがために政治にまで口を出している状況を破壊しようとしたと考えられます。 当然ながら、織田信長は寺社勢力から『仏敵・悪行の鬼』などと罵倒されて激しい抵抗に遭い、信仰と目先の利益で操った民衆を動員した彼らのゲリラ戦に終始悩まされるようになりますが、新興の商業勢力・譜代ではない新規の家臣団にも支持されて、これを克服して行き『天. 12: 楽市論 : 初期信長の流通政策: 安野眞幸 著: 法政大学出版局:. 楽市論 初期信長の流通政策 (叢書・歴史学研究)/安野 眞幸(歴史・地理・民俗) - 尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」をはじめ、初期の織田信長の流通政策に関連する文書. 安野眞幸著.

本・情報誌『楽市論 初期信長の流通政策』安野眞幸のレンタル・通販・在庫検索。最新刊やあらすじ(ネタバレ含)評価・感想。おすすめ・ランキング情報も充実。TSUTAYAのサイトで、レンタルも購入もできます。出版社:法政大学出版局. 楽市楽座令研究の軌跡 (1)戦前 「楽市楽座令」研究の嚆矢は,20世紀初頭にまで遡る。 それまで戦国・織豊期の流通政策をめぐっては,主に織. 楽市論 : 初期信長の流通政策 フォーマット: 図書 責任表示: 安野眞幸著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 法政大学出版局,. 初期の通説では、織田信長が『楽市楽座の制度』を定め、領国の経済発展を推進する政策を採って力をつけ、天下統一への足がかりとしたような話でした。 印象的には、織田信長が『楽市楽座の制度』を発明して商業発展を促し、それを原動力にして驚異的に力を付けて行ったようにも受け取れるものです。 さて、勝幡織田家(しょばたおだけ)の発展は信長の祖父織田信貞(おだ のぶさだ)の代から始まります。 尾張守護代織田家大和守家の家老のひとりであった信貞は、勝幡の地に城を構え、大永4年(1524年)夏、近隣にある”港町津島”の豪族と揉めて津島の町を焼き払います。 結局信貞は、娘を嫁に出して津島衆との和睦を計り、牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)総社であり”自由都市化”していた津島神社門前の港町津島を支配下に治めます。 そしてさらに、父信秀の代には、熱田神宮とその門前町まで支配下に入れていました。 織田信長はこのように、祖父・父のやり方をみて、経済力のある商業都市を支配下に入れる旨味を良く知っていたと考えられます。 しかし本来、寺社の介在する門前町などの内規模の大きな商業都市は、その寺社に認められた”不入権(ふにゅうけん)”を盾に、或は泉州堺・伊勢大湊などの自由都市的な町は”治外法権”のような権利を保有しており、守護大名などの武家勢力の干渉を簡単に許さない力を保有していました。 実際この当時自由都市と考えられる商業都市は、朝廷の”供御人(くごにんー食料担当者)”の系譜をひく人間が関係しており、朝廷から直接の禁制(きんぜい)を得ているため、半端な武家などが手を出せるものではありませんでした。 しかし、各戦国大名は、この自由都市・門前町に対して、彼らが実現している”楽市楽座”を、機会があるたびに領地・権利を安堵(あんどー許可・承認・保証など)して、その町衆・寺社衆にすり寄っていました。 要するに、簡単に云ってしまえば『楽市・楽座』の制度と言うものは、この自由都市・門前町などが既に実行していた当時の商業市場運営の方法のひとつであったと考えられます。 信長が政治的に巨人化し始めた(永禄11年の将軍足利義昭を奉戴して上洛後政権を握って)以降は、同じ『楽市楽座令』にしても、既存の権利・権益・資格を安堵するにとどまらず、市場・宿場への往来者に強制する項目(立ち寄り強制・宿泊強制など)が追加されて行きます。. 楽市論 : 初期信長の流通政策 種類: 図書 責任表示: 安野眞幸著 出版情報: 東京 : 法政大学出版局,. 法政大学出版局社 楽市論楽市論 最安値 ¥6,615織田信長・安土楽市楽座令は流通自由化よりは。商工業者から、信長楽市 周囲止めるも聞かず,年;宇佐美隆之『日本中世流通と商業』吉川弘文館。. し,改めて中近世移行期論(通史)への位置づけを見通 すこととしたい。 1.

4 著者名: 安野, 眞幸(1940-) シリーズ名: 叢書・歴史学研究 isbn:. 『港市論―平戸・長崎・横瀬浦』日本エディタースクール出版部、1992年 『楽市論―初期信長の流通政策』法政大学出版局、年 『教会領長崎 イエズス会と日本』講談社選書メチエ ; 関連項目. Kindle版 (電子書籍) ¥1,540 ¥1,540. 天正5年(1577年)6月『安土山下町中掟書(あづちさんげちょうちゅうおきてがき)』 と有名な物は3つあります。 永禄10年(1567年)9月に美濃稲葉山城を攻略した織田信長は、父信秀以来の目標である美濃の征服に成功しました。 早速翌10月には、城下”井之口”を『岐阜』と改称して、早速城下に『楽市場宛て』として旧来から”加納の円徳寺内に存在した楽市場”が所持していた諸権利を安堵する”制札(高札)”を出します。 つまり、戦火で途絶えていた”楽市場”の復興を保証したわけです。 翌永禄11年(1568年)9月には、『加納宛て』として、前年と同じような内容の”制札”が出されました。 今度のものには、はっきりと第二条に”楽市・楽座之上、諸商買すへき事”と明記されています。 織田信長は、美濃攻略の手立てのひとつとして、永禄7年(1564年)にこの”楽市”を主催している”円徳寺”に土地を寄進し新規鋳造の梵鐘を施入して、美濃斎藤氏との戦いに中立を求めていました。 つまり、この美濃の首都”井之口”の楽市に関係する円徳寺と寺内町商人勢力を織田家の味方につける工作を行っていました。 このような事前の動きが下地にあっての、『上加納楽市令』であったとも考えられます。 つまり、どうやら一義的には、ここでの織田信.

長崎学; 外部リンク. mw-parser-output cite. 4 Description: xxiv, 300, 15p ; 22cm Authors: 安野, 眞幸(1940-) Series: 叢書・歴史学研究 Catalog. 安野眞幸 著: 言視舎:. 「楽市論 初期信長の流通政策」 安野 眞幸 法政大学出版局 図書館で借りる 読もうかと思ったが専門書なのでずるずる放置してる間に、 予約してた資料がどんどんくるのでこれを返却しに行かなくてはならない。.

See full list on rekishizuki. 安野 眞幸『楽市論―初期信長の流通政策』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約0件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。. 〇安野眞幸 『楽市論ー初期信長の流通政策』(年 法政大学出版局) 〇本郷恵子 『中世人の経済感覚』(年 日本放送出版協会) 〇国立歴史民俗博物館編 『中世商人の世界』(1998年 日本エディタースクール出版部) 〇網野善彦 『増補 無縁・公界・樂』(1990年 平凡社選書) 〇豊田武 『増訂版 中世日本商業史の研究』(1970年 岩波書店) 〇『当代記 巻一 十一頁 元亀元年卯月丗日の項 』国立国会図書館デジタルコレクション 〇谷口克広 『天下人の父・織田信秀』(年 祥伝社新書) 〇愛知県史編さん委員会 『愛知県史 資料編10 中世3』(年 愛知県) 〇永原慶二 『戦国期の政治経済構造』(1997年 岩波書店) 〇服部英雄 『河原ノ者・非人・秀吉』(年 山川出版社). 安野 眞幸(あんの まさき、1940年10月 - )は、日本史学者、聖徳大学教授、弘前大学名誉教授。. 楽市論 : 初期信長の流通政策.

楽市論 : 初期信長の流通政策 <叢書・歴史学研究> ¥ 3,300 安野眞幸 著 、法政大学出版局 、 、300, 15p 、22cm 、1冊 15ポイント(1%). 楽市論 - 初期信長の流通政策 - 安野真幸 - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!みんなのレビュー・感想も満載。. 楽市論 : 初期信長の流通政策 <叢書・歴史学研究> ¥ 3,300 安野眞幸 著 、法政大学出版局 、 、300, 15p 、22cm 、1冊. 織田信長は、新しく増えた領地内の『関所撤廃』を積極的に行い、物流の効率化を促進し、『織田信長は流通革命を促した革命児』などと言う話があります。 ”関所”には、”警察関所”と”経済関所”がありますが、、、 警察関所は”人別改め”など領内の治安維持が目的ですが、経済関所は『関銭』と言って、『諸役(税金)』の”通行税”を取ります。 これは、山賊・強盗・ゴロツキは別として、主に近隣・遠隔地(京都)の寺社・公家・朝廷などが天皇に承認されて、収益として得ているものが多いのです。 つまり、信長は領国を拡げる度にその地域の関所を取っ払いますので、朝廷筋からクレームがつくと言う事態が起こります。 ですから、クレームがつけばそれを尊重してその関所は存続させるということもあったようです。 しかし、信長が熱心に行う寺社・朝廷への寄進も、神仏への信奉と言うより案外これ(収入源の関所を廃止する代わりに寄進で援助する形)が原因なのかもしれませんね。 それで、関所のことですが、本来市場関係者(ほぼ”連雀商人ーれんじゃくしょうにん”と呼ばれる行商人)は、中世社会では”公界(くがい)人とか無縁(むえん)人”とか呼ばれて、そもそも各地の関所は『通行フリー』の権利を持っていたようです。 そして、、、 知多郡と篠島の商人が守山城下までの往来をするのに自由通行を保証した織田信長の判物(文書)です。言わば通行手形と言うか通行鑑札のようなものです。 天文21年(1552年)に父信秀死去を受けて信長が19歳で家督相続をした年の文書です。 このように、信長は、商人たちに領国内の通行を認め、通行鑑札を出しています。これはこの商人たちから要求があったものだと思われます。 とすると、すでに商業流通にかかわるものはほぼ通行フリーにしていますから、改めて「織田信長は関所を廃止して流通革命を起こした」とか言うのは、ちょっと違う感じです。 しかし実際には、既得権として存在する関所はなかなか廃止に至らず、信長の力の及ぶ範囲から徐々に関所廃止がすすんでいったと言うところのようです。 商人側も『関所廃止』をあまり信用をしておらず、実際にとがめだてされることなく、本当に交通がフリーで出来ることを確認した商人は皆喜んでいた感じです。 とは云うものの、やはり狙いは、信長に協力しない公家・寺社勢力への経済制裁だったのではないでしょうか。.

『楽市論―初期信長の流通政策』法政大学出版局、年 『山茶花の恋 歌集』日本エディタースクール出版事業部 『世界史の中の長崎開港 交易と世界宗教から日本史を見直す』言視舎. 尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で、織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」はじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団等々宛て、流通政策文書を精細に解読・分析する。「免許」「免除」文言の同一視、小野晃嗣らによる「完全な. 11: 港市論 : 平戸・長崎・横瀬浦: 安野真幸 著: 日本.

永禄11年(1568年)9月『上加納楽市令(かみかのうらくいちれい)』 2. 下人論 : 中世の異人と境界. BOOKOFF Online ヤフー店の楽市論 初期信長の流通政策 叢書・歴史学研究/安野眞幸【著】:ならYahoo! 安野眞幸 「符中府宮宛て信長定書」 (同『楽市論 初期信長の流通政策』 初出 二〇〇四) *42 「織田信長制札」三一九号『愛知県史 資料編 11 織豊1』 。 *43 西川幸治「寺内町の形勢と展開」 (同『日本都市史研究』に所収 日 本放送出版協会 一九七二) 。 *44.

織田信長の育った織田弾正忠家は、領地に津島・熱田の尾張における大商業地をふたつも抱えており、信長は幼少の頃より”商業の持つ力”を十分熟知していました。 尾張守護代織田大和家の一家老に過ぎない勝幡(しょばた)城主の弾正忠家が、尾張一国を代表する勢力になれたのも、勢力下に一大流通都市”津島”を抱えていたからでした。 織田信長が発給した初見文書と言うのは、三河安城が今川軍に攻め取られ、破竹の拡大を続けていた織田信秀の盛運も傾きかけている、大変な時期と思われる天文18年(1549年)に出された『熱田八カ村宛て制札』で、これは、五カ条からなるものですが、内容は熱田神宮社殿造営に関して諸税の免除と、既得権の安堵の確認でした。 その後も文書は出されますが、問題の『楽市楽座』の文字が見える織田信長発給の文書はどんなものでしょうか。 1. つまり、楽市楽座は一見上は規制緩和を掲げながら、実態は大名による新たな商業統制策であって江戸時代の幕藩体制における商業統制の先駆けであったとする指摘もある。 参考文献. 4: 山茶花の恋 : 歌集: 安野眞幸 著: 日本エディタースクール出版事業部 日本エディタースクール出版部:.

Webcat Plus: 楽市論 : 初期信長の流通政策, 尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で、織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」はじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団等々宛て、流通政策文書を精細に解読・分析する。. 楽市・楽座(らくいち・らくざ)は、日本の安土桃山時代(戦国時代 後期)において、織田信長や、豊臣秀吉の豊臣政権や各地の戦国大名などにより城下町などの支配地の市場で行われた経済政策である。. 楽市論 : 初期信長の流通政策 Format: Book Responsibility: 安野眞幸著 Language: Japanese Published: 楽市論 初期信長の流通政策 - 安野眞幸 東京 : 法政大学出版局,. bookfan for LOHACO ストアの商品はLOHACO(ロハコ)で!【内容紹介】 尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で、織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」はじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団等々宛て、流通政策文書を精細に解読・分析. 安野眞幸 『楽市論―初期信長の流通政策』 法政大学出版局、年. 通説を基準に考えてみました。 『楽市』とは、大名が既存の商人の持つ特権を否定して、新規で参入する商人の市場での自由を保障したもので、織田信長が政策的に定期市の開催時に領地振興策として導入し、城下町振興策としても位置付けられます。(99字) 『楽市』とは中世期に、独自に力をつけて自治権を獲得した泉州堺のような『自由都市』とは違い、大名が領地経営の一環で、経済界に力を持つ公家・寺社系勢力の権益を抑制して、新規参入の商人にも特権を与え自由な取引により、領地経済を繁栄させようとする大名の経済政策のひとつです。戦国期に織田信長が、大きく勢力を伸ばした背景に『商業・流通振興策の充実』があげられ、その白眉が『楽市楽座』政策だと言われています。(198字). 楽市論―初期信長の流通政策 (叢書.

4 形態: xxiv, 300, 15p ; 22cm 著者名: 安野, 眞幸(1940-) シリーズ名: 叢書・歴史学研究 書誌ID: BA8982436X ISBN:. 本来、”寺社”とは世俗との縁が切れた『無縁な所』と言う位置づけがなされていて、ここでは人であれ物であれ”世間と縁が切れたことになる”と考えられていました。 そこで、世間の取決め・借金・法・税金とも関わり合いの無いところだと言う事で、ここにいれば世間のしがらみ諸事から離れて行きます。 そんな訳で、世俗と切れた存在である寺社には税金がかかりませんので、寄進された米にも寺社の売買などの経済行為も免税となり、寺院で開催される”市場”などにも課税されないと言う事になっていました。 当然のことながら、そうなれば寺院で開かれる”市”には、”市場税”もかからず諸税も免税となるわけで、寺院で開かれる”市”には、商人も客も群がり寄ると言う事になるわけですね。 本来は、領主も普通に税金を取りたいのでしょうが、寺社は寄進以外に収入がなく、消費だけする組織なので、もし寺社の運営費に不足が出れば保護者の立場となる領主は何らかの補填させられることになるでしょう。 ですから、可能な限りの優遇策を与えているわけです。 そもそも”市”が目立ち始めたのは、平安末期頃に各地の寺社領荘園内で開かれていたものからが始まりと考えられます。 その管理人として、領主や寺社から代官が派遣され、また市場商人中から選ばれる者も出始めました。 荘園の年貢物の保管・輸送・処分などの業務を荘園に出入りする商人に任せることも始まり、その年貢の不足が生じた場合に商人に立替(借金)を依頼することも起きました。 また逆に、余剰金が発生すれば寺社が貸付を行い、そんな業務を専門で行う僧侶も多数存在するようになります。特に比叡山延暦寺は山法師が取立人をやっていたようで、誰でもあの山法師に武装して凄まれたら皆払うでしょうね。有名な後白河法皇も『賀茂の流れと山法師は意のままにならぬ。』とおっしゃっています。 寺社の金融は有名で、戦国期に戦国大名たちが合戦の費用を工面するのに、寺社に借金へ行っていたようです。表向きは、武将の必勝祈願と言ってますが、本当は軍事費の借出しに出かけていたんですね。 例の『本能寺の変』の折、直前の天正10年(1582年)5月27日だかに明智光秀が愛宕神社に必勝祈願に行き、連歌の会など催しますが、あれなど光秀が愛宕社へ金策に行き、神社側の手続き・準備が整うまで”連歌の会”をして待っていたと言うのが本当の処だと言われて. 『日本中世市場論―制度の歴史分析―』(安野眞幸) のみんなのレビュー・感想ページです。この作品は8人のユーザーが本棚に登録している、名古屋大学出版会から年10月26日発売の本です。. 楽市・楽座 参考文献 安野眞幸 『楽市論―初期信長の流通政策』 法政大学出版局、年池上裕子、、『織田信長』、吉川弘文館〈人物叢書〉&160;.

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